妻から「男」として見られなくなった私が、かつて後輩と狂った夜のこと
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体験談
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妻から「男」として見られなくなった私が、かつて後輩と狂った夜のこと
投稿:2026-05-26 01:27:35
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KK◆KHNWhCY(千葉県/30代)
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今、私は静かな住宅街のマンションの一室で、妻と二人の子供と穏やかに暮らしている。
家での私は
「良きパパ」
であり、職場では責任ある立場の中堅社員だ。
妻との関係は時にはけんかもするがおおむね良好で、家庭に大きな不満はない。
けれど、子供が生まれてからというもの、妻から私に向けられる視線に
「オス」
としての色はなくなった。
私は家族を運営するための共同経営者であり、無害な存在だ。
平和で満たされているはずなのに、ふとした瞬間に、自分が男としてすでに死んでいるような、底知れぬ空虚さに襲われることがある。
そんな時、私は決まって10年前の記憶を引っ張り出す。
私がまだ
「誰かから強烈に求められる男」
であった証明。
ある後輩女性との、狂おしくも痛々しい、取り返しのつかない日々の記憶だ。
当時、私はとある地方の巨大な工場で働いていた。
学生時代からいわゆる
「非モテ」
で、色恋沙汰にあこがれはあるも無縁だった。
大学卒業直前に、それまで意識していなかった後輩からアプローチを受け、流されるように初めての交際をしたが、就職とともに即遠距離に。
3年たっても
「後輩」
から関係性を脱するほど愛が深まらず、惰性で付き合っているところを見透かされ、振られてからは、地方で出会いもなく悶々としていた。
その春、私の部署に新入社員の女性(仮に奈美子とする)が配属され、私は彼女の指導員になった。
配属前の部署紹介の時から、新人の中で一番積極的に私を含む先輩社員を質問攻めにしている姿が印象的だった。
配属されてからも奈美子は仕事にひたむきで、そんな一生懸命な彼女を、あくまで
「手のかかる可愛い後輩」
としか見ていなかった。
ちょうど同時期に、マッチングアプリで今の妻・里香と出会った。車で90分ほどの距離に住む教員で、出会って1か月で交際に至った。
そこで生まれた心の余裕や安心感からか、夏の終わり頃から、奈美子は私にプライベートな弱音を吐くようになった。
学生時代からの恋人と別れて寂しいこと。その隙間を埋めるように、男友達との旅行で一夜の過ちを犯してしまったこと。
順調な交際をしていた私にとって、奈美子の危うさはひどく生々しく、そして無防備に見えた。
その意識が芽生えてから、奈美子と話すときに感じる、かすかな甘い香りが気になるようになってきた。
あれはシャンプーや石鹸の香りなのか、または若い女性特有の色香なのか、当時も今も答えは出ていない。
決定的な一線を越えたのは、残暑残る9月の社員旅行だった。
海沿いの保養所。バーベキューでベテラン社員が盛り上がる最中、酒と暑さに酔った奈美子と二人きり、他の人の目を盗んで夜の散歩に出かける。
「先輩……私、人肌恋しいです。今、誰かに触れてほしい……」
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波の音に消えそうな、けれど熱を帯びた声。奈美子がこちらを見つめた瞬間、私は衝動的に彼女の唇を奪っていた。
その瞬間、それまでほのかに感じていた彼女の匂いが、口を通じて鼻、そして頭にダイレクトにぶつかる。
その濃く甘い空気に里香の存在が頭から消え、理性が飛び、
「奈美子を抱きたい」
という気持ちだけで心が支配された。
深夜、思い思いに雑魚寝する部屋の中で、言葉を交わさずに隣同士で横になる。
月明りだけが彼女を照らす中、周りが寝ていること、彼女が起きていることを確認し、徐々に身を寄せる。
拒絶する様子はない。
無言のまま、仰向けの奈美子にキスをする。
徐々に舌を絡める。奈美子も応えて激しく絡め合った。
周りにいつもデスクを共にする先輩社員がいるというアブノーマルな状況、そして里香の姿が頭をよぎる中、異常な興奮を隠せなかった。
そして私の手は彼女の胸に伸び、薄手のシャツ越しに優しく撫でる。
少しずつ、その下の素肌に忍び込ませる。
そこまで大きくはないが、20代前半の弾けるような瑞々しさを感じる胸と、触る前から硬くなった突起。
我慢できずに舌を這わせる。
彼女は声を殺しているが、確実に熱量が上がっているのを肌で感じた。
舌で突起を転がしながら、彼女の恥部に手を伸ばす。
汗とは違う、じっとりとした粘着質の感触が私の手を濡らし、彼女は小さく喘ぐ。
優しく愛撫を続け、奈美子は静かに果てた。
その夜はそれ以上踏み込めず、夢か現実かわからないまま、まどろみの朝を迎えた。
起きた瞬間にまだ周りが起きていないのを確認し、奈美子は私に唇を重ねてきた。
それが夢ではなかったと気づかされる。
翌朝、帰りの車内で二人きりになった。
最初はあえて夜の話題には触れず、たわいない話を続ける。
それでも、何かの気の迷いだったかもしれないと感じた私は我慢できずに、シーズンの終わった海水浴場の駐車場に車を止め、確認した。
「昨日はごめん。……超えてはいけない一線を越えてしまったかもしれない」
「先輩」
奈美子は私を真っ直ぐに見て、こう言ったのだ。
「本当に嫌だったらいま、こうして一緒に助手席になんて座ってないです。……先輩がいいなら、私は、その先にも進みたいですよ」
その瞬間、再び理性が吹き飛んだ。
私は助手席に体を伸ばし強く唇を奪うと、そのまま車を、知り合いが来なそうな少し遠方のホテルへと走らせた。
その日の夜には里香と会う約束がある。
激しい罪悪感に苛まれながらも、若く瑞々しい奈美子の甘い色香と、私を求めるむき出しの熱に、私は完全に抗えなくなっていた。
夜の暗がりではなく、部屋の薄明かりの中、一糸まとわぬ奈美子の姿。
里香との性生活に当時は不満はなかった。
それでも里香とは違う、若く健康的でありながら、しっかりと感じる女性らしい膨らみ。
すべてを忘れ、シャワーも浴びずにお互いの快楽をぶつけ合った。
彼女の柔らかな唇が私の体を這う。彼女から発せられる甘く濃厚な匂い。
荒い息遣いと漏れる声に我慢できなくなり、私の熱くなった陰部を奈美子の秘部に落とした。
罪悪感ととめどない快楽の狭間で、完全に堕ちた瞬間だった。
その日を境に、奈美子との関係は完全に泥沼化した。
10月、奈美子が都内で私の会社の同期である児島(仮名)と合コンをした日の夜。
帰り際に
「会いたい」
と連絡してきた彼女を、私はバス停まで車で迎えに行った。
「先輩……迎えに来てくれてありがとうございます」
ほろ酔いで頬を赤らめ、甘えたような上目遣いで助手席に乗り込んでくる奈美子。
「児島どうだった?いいやつだっただろ」
「うーん……児島さん、すごく優しかったです。でも……私、先輩の顔が見たくなっちゃって」
その火照った表情を見た瞬間、そして
「児島に取られるかもしれない」
という身勝手な嫉妬心が燃え上がった瞬間、私は自分を抑えられなくなった。
車内で彼女の唇をきつく奪い、彼女も小さくうなづく。
再び1か月前と同じホテルへ。二度目の関係を持った。
私の心はすでに大きく揺さぶられていた。
そんな中、現在の妻の誕生日に有名テーマパークで過ごしている最中、奈美子から甘いLINEが入る。
マップを二人で見ていたタイミングで、運悪くその一部を妻に見られてしまった。
夢の国での大号泣の修羅場。
必死の弁解で別れの危機はどうにか回避したが、生きた心地がしなかった。
それでも私は、奈美子との関係を断ち切れなかった。
週に一度、残業後に食事に行く体を装い、食事後の暗い駐車場で口づけを交わし、愛撫を繰り返した。
「私がちゃんと彼氏ができるまでの間……先輩に、甘えさせてくださいね」
そんな言葉を都合よく解釈し、責任は取れないくせに、背徳的な熱だけを共有する日々。
私はそんな最低な自分と、危うい関係に完全に酔っていた。
しかし、そんな都合の良い日々が続くはずもなかった。
奈美子は、児島と順調にデートを重ね、惹かれていっていた。
煮え切らずに身体の熱だけを求める私よりも、真っ直ぐに自分を求め、責任を背負ってくれる児島。
奈美子の心が移っていくのを、私は特等席で見せつけられた。
滑稽なことに、児島からは
「奈美子の気持ちを確かめてほしい」
と恋の相談まで受けていた。
日々変わっていく彼女の様子を目の前で見ている。
「絶対大丈夫だから頑張れ」
と背中を押す自分。
裏で彼女の身体に触れているくせに。
矛盾した感情で、頭がおかしくなりそうだった。
そしてある夜。
いつものように食事の後、車内でエンジンを切る。
自然な流れでキスをしようと顔を近づけた私を、奈美子は両手で私の胸を押し、優しく、けれど明確に制した。
「ごめんなさい、先輩」
「……奈美子?」
「私、児島さんと付き合うことになったの。だから……もう、こういうのは終わりにします」
#ピンク
それが、終わりだった。
彼女は自ら泥沼に終止符を打ち、真っ当な幸せを選び取った。
私に残されたのは、どうしようもない喪失感だけだった。
翌年、私は都内の本社への異動が決まり、物理的な距離もできた。
工場への最終出勤日、奈美子に渡したのは引き継ぎ書と、もう使うことのない私の名札。
今考えると、重くて気持ち悪いものだったのかもしれないと思う。
それでも奈美子は涙ながらに受け取ってくれた。
東京への異動直後に私は妻にプロポーズ。奇しくも場所は修羅場になったテーマパークだった。
その後、残業中に児島から社内メールが入る。
デスクに行くと、
「奈美子と結婚する」
と一言。
児島とは音楽の趣味が合い、一緒にフェスに何度も出かけるほど気の置けない友人だった。
心からの祝福の気持ちが湧き上がると同時に、そんな大切な友人の知らないところで、私が幾度となく奈美子と体を重ね続けた事実への強烈な罪悪感がフラッシュバックした。
その後、不意に奈美子からLINEが入る。
妻の手前、ずっと連絡を取ることさえ憚られていた。
ただ、
「お話ししたいことがあるので久しぶりにご飯に行きませんか」
という文面に、薄い期待感を胸に返信し、会う約束を取り付ける。
日程と場所が決まった瞬間にLINEの履歴を消去した。
東京駅の近くで久しぶりに会った奈美子は、以前よりも少し大人に、そしてビジネスパーソンらしいパリッとした雰囲気をまとっていた。
「結婚を機に会社を辞め、東京の会社に転職するんです」
と言う彼女に、その場では深く話を聞かず、結婚のお祝いを渡し合って何事もなく別れた。
しかし、元職場の上司や後輩たちに話を聞くと、様子が違っていた。
私が去った後の職場で、奈美子は居場所を失い荒れていたらしい。
ベテラン男性ばかりの職場で、若く、唯一の理解者だった私が消えたことでバランスを崩し、上司と衝突する。
溜まったストレスからなのか、飲み会では深く酔い、児島との性生活を暴露するなど、精神的に追い詰められていた。
酔いに任せて私との関係も話していないか内心気が気でなかったが、あの時のことはさすがに最後の理性が働いていたのだろう、話していない様子だった。
彼女にとって私は、単なる浮気相手ではなく、あの息苦しい職場で生き抜くための
「命綱」
だったのかもしれないと、今になって気づく。
翌年、私の結婚式の二次会には、会社の繋がりとして奈美子も来た。
しかし、
「女の勘」
とあのテーマパークでのトラウマから、里香は招待客に奈美子がいるのを見つけるとパニックを起こし、二次会が中止になりかけた。
なんとか宥め、当日は奈美子と児島が仲睦まじくしている姿を見せて、ようやく安心した様子だった。
それから約1年後、児島と奈美子の結婚式に出席したのが、彼女を見た最後だ。
私の同期、奈美子の同期、転職先の職場の仲間に囲まれ、晴れやかな顔でヴァージンロードを歩いていた。
今、二人は子供に恵まれ、転職した児島に帯同して海外に駐在していると風の噂で聞いた。
あの日から10年。
私は今でも、妻から求められなくなった自分のオスの部分を慰めるように、奈美子の甘い匂い、柔らかな唇、保養所・ホテル・駐車場での背徳的な熱を思い出して耽っている。
私は最低な男だ。
彼女の若さを消費し、泥沼に引きずり込み、最後は逃げた。
それでも、あの狂おしい夜の記憶だけが、今の私を真っ当で空っぽな日常に繋ぎ止める、唯一の心の支えになっているのだ。
長年、誰にも言えずに抱えてきたこの記憶を、ようやくここに吐き出す。
これを書き終えたら、私はまたパソコンを閉じ、
「良きパパ」
の顔に戻って明日を迎える。
-終わり-
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